西日本豪雨の経験から防災・避難意識について考えてみよう!あなたと大事な家族を守るためにできること

2019年3月7日

西日本豪雨の経験から防災・避難意識について考える
[voice icon="https://dandyhiroshimasanseikatu.com/wp-content/uploads/2019/08/profile_01.png" alt="安芸守" width="300" height="300" class="aligncenter size-full wp-image-4735" name="安芸守" type="l line"]裏が崖なので大雨の時はいつも不安な安芸守です![/voice]

2018年に広島や岡山といった西日本を中心に全国で猛威をふるった「西日本豪雨」。

特に広島県では2014年の「広島土砂災害」もあり、5年の間に2度の大きな自然災害に見舞われる結果となりました。

そこで今回は2018年の西日本豪雨で被害のあった広島県熊野町の団地、大原ハイツのアンケートを元に災害時に迅速に避難するためにはどうすれば良いか探ろうと思います。




避難しなかった方々の心理をアンケートで知る

今回、災害後のアンケートが行われたのは広島県熊野町の団地「大原ハイツ」。

この団地では災害当時、団地外に避難しなかったのは28世帯らしいです。

避難が遅れ道路が浸水して世帯が孤立。最終的に12人が犠牲になりました。

実施された避難しなかった理由のアンケート結果がこちら↓

概要 回答結果(%)
避難時には道路が浸水・冠水していた 39.3
避難するとかえって危険だと判断した 35.7
避難情報を知らなかった 28.6
周辺状況から安全だと自己判断した 14.3
2階など上階に避難すれば良いと思った 14.3
ペットと一緒に避難できるか判断がつかなかった 14.3
避難所までの移動手段がない(車がない・運転できないなど) 10.7
そもそも避難所が分からない 7.1
消防団などから避難を勧められなかった 7.1
その他 28.6
出典:中國新聞朝刊紙面より

アンケートで理解できたこと

情報弱者のために避難情報の伝達強化を図る

避難の根本である避難情報が伝わってないことがトップ3にランクインしていることが1番の問題。

町内放送は大雨の音でかき消されしっかり聞き取ることがままなりませんがテレビ・ラジオ離れが深刻化しており確実に情報伝達ツールとはもはや断言できません。

となると世代的にスマートフォン普及によりアプリを利用することが主体。

しかしその結果、操作ができなかったりと超少子高齢化社会では情報弱者が増加していくことでしょう。

確実に防災情報を得るために防災行政無線を導入する家庭や無料配布する自治体も増加傾向あります。

自治体の無料配布強化や購入資金援助や控除など国・都道府県・自治体が一丸となって整備していくことが求められていると思いますね。

ビジネスと同じく判断は迅速に

避難判断が遅れるということが被災確率が上がる最大の要因

ということがアンケート数値で理解することができました。

また専門家でもないのに自己判断で「安全」と判断することも危険であることも証明された結果でもありますね。

避難するためには事前準備が欠かせない

何事にも事前準備が必要なように避難にも準備が必要です。

アンケート結果から被災場所の移動手段がない、避難場所が分からないというように事前準備の不備も被災確率が上がるこということが確認できます。

東日本大震災から大きく知名度を上げた防災キットはもちろん、

  • 避難場所の確認
  • 避難時の移動方法

を明確にしていざという時にも対応できるように準備しておくことが大切ということが分かりますね。

被災を免れるためにはやはり1人1人の自覚が大切

アンケート結果で1番確認できることはこの1人1人の自覚に限ります。

考えられないのはアンケートで7.1%という決して少なくない数値で避難しなかった理由が消防団などの勧められなかったからという方がいること。

自分の避難判断を他人に委ねていること自体があり得ないことですし、避難しなかった理由を消防団などの責任にすることは論外だと思いますね。

今日の記事:あなたを守るのはあなた自身

いかがでしょうか。

災害時には急な判断が迫られることが多いために焦りがちになってしまいます。

いざという時のために普段から自分の身は自分で守ると意識をもつことこそなのではないかと日々感じています。

Yahoo!Japanでは毎年3月頃に全国統一防災模試を実施し防災意識と防災知識の向上を行っています。

ぜひチャレンジして見てください!

最後までお読みいただきありがとうございます。

和田悠一郎

会社員生活に馴染めず、2020年5月にライターとしてデビューし、屋号「安芸守文筆」を開業。FXを中心にプライバシーテックや障害年金など幅広いジャンルで記事を制作し納品実績は1,500件以上。現在は収入の複数化を目的にオンライン集客のサポートや企業マッチングサポートにも手を伸ばしている他、ライター業だけでなくFXトレードや牡蠣養殖の手伝いなども行っている。

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