【広島】アストラムラインの延伸計画が発表!!2沿線乗り換えにはなるけど広島に擬似環状線が誕生するよ!

アストラムラインの延伸計画!広島に擬似環状線が誕生
[voice icon="https://dandyhiroshimasanseikatu.com/wp-content/uploads/2019/08/profile_01.png" alt="安芸守" width="300" height="300" class="aligncenter size-full wp-image-4735" name="安芸守" type="l line"]広島の交通事情が気に入らない、安芸守です![/voice]

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ついに!広島に環状線が誕生します!

同じ沿線で1周しているわけではありませんので完全な環状線とはいえません。

しかし2沿線乗り換えによる擬似環状線にはなるのでついに広島の鉄道網が点から線になります!

広島の交通網がさらに発展するきっかけになればいいな!

そんなわけで現状も含めて紹介しますので共有させて下さい!




アストラムラインの現在の状況

アストラムラインとは

広島高速交通株式会社が運営する自動案内軌条式旅客輸送システム(AGT)路線で正式名称は「広島高速交通広島新交通1号線」。

広島県人にはアストラムライン、アトム、アストラムなどと呼ばれ、1994年8月に始業しました。

ちなみに現在は当たり前になっていますが中国地方ではじめて自動改札機が導入された鉄道路線でもあります。

現在のアストラムライン

広島は三角州を中心に発展した都市という特徴上、山に囲まれています。

そのことから

こんな感じでアストラムラインは広島市中心部から山(武田山)に沿って沿線がのびており現在は「本通駅」~「広域公園前駅」間の地下・高架上を走行しています。

特に終点の「広域公園前駅」はサンフレッチェ広島のホームグランドであるエディオンスタジアム広島(広島ビッグアーチ)の唯一鉄道の最寄り駅としても機能しています。

アストラムラインの抱える問題点

さてそんなアストラムラインですが名古屋・東京に住んだわたしとしてはとても中途半端で不便に感じます。

それはやはり

  • 主要駅を通過しない
  • 沿線が山の半周で止まっている

から。1つ1つ見ていきます。

主要駅を通過しない

わたしが1番気に入らないのがこれです。

アストラムラインからJR線へ乗り換えることができるのは「新白島駅」と「大町駅」のみ。

広島の中心駅である「広島駅」は通過もしなければ簡単に乗り換えもできません。

つまり県外からサッカー応援に来た方は広島駅で新幹線下車後、在来線などで新白島駅まで行かないとアストラムラインを利用できないということ。

主要駅を通過しない沿線なんて普通有り得ないですし利便性がとても悪いです。

[voice icon="https://dandyhiroshimasanseikatu.com/wp-content/uploads/2019/08/profile_01.png" alt="安芸守" width="300" height="300" class="aligncenter size-full wp-image-4735" name="安芸守" type="l line"]個人的には早急に繋げてほしいと思っています。[/voice]

沿線が山の半周で止まっている

次に気に入らないのが中途半端に沿線が止まっているということ。

このように山の半周辺りで沿線が止まっていてその先は繋がっていません。

近隣には五月が丘という団地もありますが、バス移動などを用いないと駅までいけないので非常に不便。

そこまで作ったのなら1周させて環状線化してよと思うのはわたしだけではないはず。

2019年。ついにアストラムラインの延伸計画が発表!

東京から帰郷して交通網が弱すぎて広島ってないわぁと思っていたところ!

2019年に「アストラムラインの延伸計画」が発表されました。

計画としては

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こんな感じ。

現在の広域公園前駅からJR線の西広島駅まで繋げる計画で、アストラムラインとJR線の2沿線で環状線化を行います。

ちなみに新沿線の名称は画像に載っている「新交通西風新都線」です。

アストラムラインの延伸化計画の詳しい内容

延伸計画の内訳については

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こんな感じ。

五月が丘団地に2駅

利便性向上、地域活性化、利用客の増加を目的に五月が丘団地内の主要交差点付近に

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このような配置で2駅を建造予定のようです。

公共交通機関ではバス移動しかなかった団地ですから利便性は大きく向上するのではないでしょうか。

石内東(ジアウトレット広島)

2018年4月にオープンしたアウトレットモール「ジアウトレット広島」。

現在市中心部からのアクセスが非常に悪いですが、

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このようにアウトレットモールの敷地内に1駅(石内東駅)を建造することで市中心部からのアクセスを確保して利便性を向上させる計画。

この駅を通過後は延伸計画によって新しく掘ったトンネルを通り山の反対側の己斐地区につなげます。

己斐地区には2駅を建造

こちらも主要駅は西広島駅のみで現在、この地区の団地はバスか自家用車でしか移動手段がありません。

ただアストラムラインの延伸計画を想定した導入空間は既に都市計画として決定しており

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このような計画で都市計画道路である己斐中央線の区域内にルートを設定されています。

駅の建設予定地は現在の

  • 沼田分かれ交差点の辺り
  • フレスタ己斐上店(己斐上二丁目)辺り

とそれぞれ同地区に1カ所ずつ想定しており2駅建設して終点西広島駅につなげていきます。

終点西広島駅につなぐ

終点となる西広島駅についてはJR線、市内線・宮島線を要する広島電鉄との乗り換えをしやすくするため

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このように南口広場の上空に乗降場を配置して利便性を確保するようです。

ちなみにアストラムラインの延伸計画と並行して西広島駅とその周辺の再開発計画も進んでいて同時に西広島駅の整備も進めていくそう。

西広島駅の整備については別記事で紹介しているので

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気になる方はこちらもどうぞ!

2段階計画でそれぞれ開業を予定

概要
平成31~32年度 環境影響評価(調査・準備書作成・評価書作成)、都市計画法、軌道法の手続き
平成33年度  事業着手
平成30年代半ば 用地買収、工事着手
平成30年代後半 部分開業(石内東地区まで)
平成40年代初頭  全線開業

こんな感じ。

広域公園前駅~ジアウトレット広島(石内東駅)間を部分開業ジアウトレット広島(石内東駅)~西広島駅間を全線開業としてそれぞれ建造・開業します。

広域公園前駅から

  • ジアウトレット広島(石内東駅)部分開業が2025年前後の予定
  • 西広島駅までの全線開業が2030年前後の予定

のようですよ。

[voice icon="https://dandyhiroshimasanseikatu.com/wp-content/uploads/2019/08/profile_01.png" alt="安芸守" width="300" height="300" class="aligncenter size-full wp-image-4735" name="安芸守" type="l line"]いやぁ…長いです。[/voice]

全線開業によって1日平均利用客は約1万5千人の見込みで広域公園前駅~西広島駅間を14分で結びます。

アストラムライン単体での完全環状線化計画

余談ですが広域公園前駅から西広島駅までを結んだ後、

「アストラムライン西広島駅からその先のアストラムライン本通駅までを結ぶ延伸計画」

があるとか、ないとか。この区間の沿線名称は「新交通都心線」。

もしこの延伸計画が実現すればアストラムライン単体、広島では初となる完全な環状線が誕生することになります。

が、事業決定も開業目処も今のところありません。

とりあえずこの西広島駅までの延伸計画が完了してからの話になるでしょうから完全環状線の道はまだ遠いですね。

今日の記事まとめ:ようやく環状線の道が見えてきた

ようやくアストラムラインの延伸計画が動き出しました。

主要都市圏なんてリニアの開通目指しているのに広島はようやく環状線の動き。

遅れています、ほんと。

アストラムライン単体の環状線化はいつになることやら。

ただ環状線化するなら広島駅にアストラムラインを通して広島市全体が繋がるようにした交通の仕組み、利便性の向上を図って欲しいものです。

そんな感じです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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