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長年に渡る広島のサッカースタジアム建設計画ですがついに決着!
建設予定地は「中央公園自由・芝生広場」に決定し、一本化しましたね。
そこでは今回はサンフレッチェ広島の現本拠地のエディオンスタジアム広島(広島ビッグアーチ)も紹介しながらスタジアム建設について共有していくよ♪
飽きずに最後まで見てね…お願いね…。
現在の本拠地はエディオンスタジアム広島(広島ビッグアーチ)
広島広域公園内にある多目的スタジアムで住所は広島県広島市安佐南区。
このエディオンスタジアム広島(広島ビッグアーチ)はサンフレッチェ広島の本拠地いわばホームグランドとしても有名ですね。
jリーグ開幕時はこんな感じでjリーグ戦での公式の収容人数は3万5千人とされています。
エディオンスタジアムの最大の問題点はスタジアムへのアクセスがとてつもなく悪いこれに限ります。
マップで見ての通り
市中心部から遠い…本当に。
広島県内からもそうですが特に県外から訪れた方は凄く面倒くさい。
広島駅からアストラムラインでエディオンスタジアムに行こうとすると
- 新白島駅で乗り換える
- 広島市中心部に出てアストラムライン「本通駅」&「県庁前駅」から乗車
の方法しかありません。
広島駅からスタジアムへ直行しているシャトルバスもあるようですが完全予約制なので誰でも簡単に利用することができないが難点です。
他のアクセスが気になる方はこちらをどうぞ。
[box class="green_box" title="公式サイト"]エディオンスタジアムへのアクセス方法(外部リンク)[/box]他のアクセス方法もありますが基本、バスしかないので首都圏のように自由が効かないのが現状です。
広島のサッカースタジアム構想
サッカースタジアム構想は1950年代からはじまっていた!?
広島のサッカースタジアム構想は1950年代から何回にもわたって議論されてきたようですよ。
- 三角州を中心に発展した都市である上に狭いという地理的な問題
- 広島市の財政的な問題
- 被爆建造物や神社仏閣といった都市的要因
こういった様々な問題や要因、オイルショックといった世界情勢が壁となって中々話が進まず現在に至っていました。
マツダスタジアムの誕生と2012年サンフレッチェ広島のjリーグ初優勝が追い風に!
時は流れ2009年4月に広島東洋カープの新本拠地として「マツダスタジアム」が開業。
それを機に「次はサッカースタジアムを建設しようぜ」という声が高まり、署名活動も行われました。
その後、2012年にサンフレッチェ広島がjリーグで初優勝したのを機にサッカースタジアム建設の機運が高まり建設に向けて大きく前進。
サッカースタジアム建設予定地をめぐり様々な議論がなされていました。
結果的な建設予定候補地は3か所に絞られていた
結果的にサッカースタジアム建設予定候補地とされていたのは
- 中央公園自由・芝生広場(広島県広島市中区)
- 旧広島市民球場跡地(同上)
- 広島みなと公園(広島県広島市南区)
この3か所。
中央公園自由・芝生広場
広島市中区にある公園です。敷地面積は約7.9ヘクタール。
すぐ隣には広島城、道を挟んだ向かいには広島グリーンアリーナがあります。
ちなみに広島グリーンアリーナのすぐ横にはもう1つの候補地である「旧広島市民球場跡地」。
旧広島市民球場跡地
広島東洋カープの元本拠地であった広島市民球場の跡地。
道を挟んだ向かい側には世界遺産「原爆ドーム」。
グリーンアリーナを挟んだ向こうにはもう1つの候補地である「中央公園自由・芝生広場」があります。
広島みなと公園
広島市南区にある公園。敷地面積は約10ヘクタールあり東京ドームのおよそ2倍の面積を有しています。
緊急時にはヘリポートにもなるようですよ。
ただ市中心部から離れていることなどもありサンフレッチェ広島側は
スタジアム使用料や観客の輸送コスト負担などで供用開始後2年で債務超過に陥るとして広島みなと公園のスタジアムを本拠地として使う予定がないことを明言
出典:Wikipedia
していたようですよ。
候補地から建設場所は中央公園自由・芝生広場に決定!
2018年2月6日に広島市長の松井氏、広島県知事の湯崎氏、商議会会長の深山氏、サンフレッチェ広島会長の久保氏のトップ会談を実施。
その結果、「中央公園自由・芝生広場」に建設地が決定されました。
要約すると
- 中央公園広場といった八丁堀・紙屋町が国の都市再生機緊急整備地域に指定された点
- アクセス面で交通機関が整っている点
- 事業費は約190億円であり広島みなと公園より2億円、市民球場跡地より70億円抑えられる点
この3点。
この3点が決め手となって今回「中央公園自由・芝生広場」に決定したようです。
開業は約5年後の2024年春を目標にするそう
サッカースタジアムについては2023年度の完成、2024年の春に開業を目標に建設するそう。
中央公園自由・芝生広場に建設予定のサッカースタジアム完成予想図は
出典:広島市から提供
こんな感じ。
まぁまだ具体的なイメージではないので具体的なイメージが発表されしだい紹介しようと思います。
中央公園自由・芝生広場にサッカースタジアムを建設するメリット&デメリット
さてそんなわけですがこの決定には地元では賛否両論になっているそうです。
なぜ賛否両論になっているのか今回はメリットとデメリット分けて紹介します。
中央公園自由・芝生広場にスタジアム建設するメリット
交通の便が非常に良い
決定した決め手の中にもありましたが非常にアクセスしやすいです。
まずアストラムラインとJR線が通る新白島駅とアストラムライン城北駅から中央公園自由・芝生広場までは徒歩10分。
また広島駅からは市電やバスなど様々な公共交通機関を利用しやすく仮に歩いたとしても徒歩30分ほどで中央公園自由・芝生広場に到着できます。
毎試合観戦する会社員の方は取材に対して
街中の専用スタジアムは待望だった。平日の夜の試合も行きやすくなる。
出典:中國新聞朝刊掲載
とコメント。
このことからアクセスの良さは抜群でエンディオンスタジアムと比較すると雲泥の差ということがお分かりいただけると思います。
街の活性化に繋がる
スタジアムへのアクセスが良いとそれだけ人が集まります。
現在はイオンモール広島府中やイオンモール広島祇園といったように郊外に大型ショッピングセンターが建設され市内への集客率が落ちています。
スタジアムが市内中心部に建設されればサッカー観戦客が中心部に集中します。
特に白島界隈は中央公園から徒歩10分の新白島駅や城北駅があることから利用客が見込まれ
お客さんが増える。基町地区とも連携し、地域を挙げて「サンフレの街」をアピールしたい
-白島商店会長-出典:中國新聞朝刊掲載
商店街の停滞を打破する起爆剤になる。スタジアムを生かしたまちづくりに若い世代が関わるようになれば
-基町ショッピングセンターで飲食店を営む方-出典:中國新聞朝刊掲載
と、中國新聞の取材に対してこのようにコメントをしている。
白島を中心に八丁堀、紙屋町、本通といった界隈が大きく賑わい都市再生の起爆剤になるのではと行政や地元商店街から大きな期待が寄せられています。
中央公園自由・芝生広場にスタジアム建設するデメリット
スタジアム完成による渋滞や騒音・治安悪化の懸念
現在の中央公園自由・芝生広場の真横には市営の基町アパートがあり多くの住民が居住しています。
また広島バスセンターの路線バス出入口も中央公園自由・芝生広場前を通る道路に面しています。
その結果、
- 歓声や熱狂的なファンによって生じる騒音・治安悪化の問題
- 近隣の渋滞も含めそれによって生じる路線バスなどの遅延問題
が完全に払拭されていないのが大反対される問題の1つ。
基町連合自治会の副会長によれば
公園に面しているアパートの住民からの騒音や渋滞への不安の声は大きい。
出典:中國新聞朝刊掲載
とこう指摘し続けて
生活に悪影響が出ないように、市と協議を続ける必要がある
出典:中國新聞朝刊掲載
とコメント。
建設されればほぼ市営アパートのゼロ距離にスタジアムがありますからね、騒音が大きな問題になるのは必然といえるでしょう。
またわたしの最寄りの路線バスも広島バスセンターが発着場なのでスタジアム渋滞による遅延はやめてほしいですね。
これらの問題にどう対応していくかが今後のスタジアム建設の動向の鍵になってくると思います。
スタジアム完成によるエディオンスタジアム周辺の過疎化と衰退
2023年の新スタジアム完成に伴ってサンフレッチェ広島の本拠地が新スタジアムに移動するとエディオンスタジアム周辺の地域が衰退する懸念があります。
しかし、ジアウトレット広島のオープンやアストラムラインの延伸計画によって急激な衰退や過疎化になることはないと思います。
アストラムラインの延伸計画については別記事で紹介しているのでどうぞ!
[kanren postid="3450"]しかしサンフレッチェ広島の紫カラーで彩る活動をしてきた大塚上町内会の会長さんは
住民の交流が深まっていたので残念。今後、どうまちづくりを進めるか、行政にアドバイスを求めたい
出典:中國新聞朝刊掲載
中國新聞の取材に対してこのようにコメント。
やはりサンフレッチェ広島の本拠地がエディオンスタジアムでなくなることは少なからず影響すると思われます。
新スタジアム完成後、いかに地域活性化を図るか。
この辺の対応も今後求められていくのではないでしょうか。
広島の新サッカースタジアム建設進捗
寄付開始から10日間で目標額の半分以上に到達!(追記:2019年10月13日)
さて予定地となる中央公園に新サッカースタジアムの建設を目指すサンフレッチェ広島は広島市と連携し市を中心にして「まちスタ!プロジェクト」発足!
す。
去る2019年10月1日よりふるさと納税制度を活用して「サッカースタジアム建設寄附募集」を開始し、1億円を目標にサッカースタジアム建設の寄付を募っています。
2023年3月31日まで寄付を受け付ける予定のようで寄付額に応じて様々な特典もあるようでどのような特典があるかを下にまとめてみました。
- シリアル番号入り記念カードの贈呈
- 1回あたり1万円以上の寄付でスタジアム内覧会への招待
- 1回あたり5万円以上の寄付でスタジアム内に張り出される芳名板の掲出
このようになっております。より詳細を知りたい方は下のリンクから広島市公式サイトでチェックしてみて下さい。
[box class="green_box" title="公式サイトはこちら"] サッカースタジアム建設に係る寄付募集ページ|広島市公式サイト[/box]
さて目標寄付金額1億円で2019年10月1日に開始された寄付ですが「サッカースタジアム 広島 寄付」で検索したところ、
このように開始から10日間で目標額の半分約5千万円の寄付が集まったそうです。寄付終了予定まで約3年半もあるのにここまで寄付が集まるのは驚異的ですし、それだけの方が心待ちにされているということなのでしょうね!
応募や問い合わせが殺到しているそうなので、寄付されたい方は早めにアクションを起こした方が良さそうですよ。
[btn class="rich_pink"]サッカースタジアムへの寄付をする方はこちらから![/btn]サッカースタジアムの具体案の作成に着手(追記:2019年10月19日)
2019年10月18日(金)の中国新聞にて、広島市などが新サッカースタジアムの具体案の作成に入ったという記事がありました。
具体案自体は2019年度末までにまとめるようで現在の構想的には、試合がない日でも人々が集まれるように商業施設などが併設された「多機能型のスタジアム」を目指すようです。
詳しい内容については別記事をご覧ください。
[kanren postid="5816"]4週間で新サッカースタジアムの目標寄附額に到達!!(追記:2019年10月29日)
2019年10月1日にふるさと納税制度を活用して始まった広島市の新サッカースタジアム寄附。
寄付額の目標は1億円でしたが、前項の2019年10月13日に追記項目で、10日間で目標額の半分である約5千万円の寄附が集まったと紹介しました。
そして、4週間で目標額である1億円に到達したと発表され、2019年10月29日の中国新聞の朝刊で掲載されました。
2019年10月28日現在の新サッカースタジアムへのふるさと納税寄附の申し込み件数は2126件で、寄附額は約1億32万円だそうです。
2023年3月末までに寄付額1億円を目指していたのに4週間で目標額の1億円到達とはすごいですね。広島県人をはじめ全国の方々も並々ならぬ関心があるように感じます。
[voice icon="https://dandyhiroshimasanseikatu.com/wp-content/uploads/2019/08/profile_01.png" alt="安芸守" width="300" height="300" class="aligncenter size-full wp-image-4735" name="安芸守" type="l line"]本当にありがとうございます![/voice]ちなみにふるさと納税寄付額へは到達しても、寄附は終了せず今後は引き続き行うそうで目標額の設定はないそうです。
まだまだ寄附は受けつけていますし、これからですから関心がある方はぜひ公式サイトでチェックしてみてくださいね。
[btn class="rich_pink"]サッカースタジアムへの寄付をする方はこちらから![/btn]今日の記事まとめ:サッカースタジアム完成が目の前になっても懸念材料はたくさんある
半世紀以上の時を得てようやくサッカースタジアムが完成しようとしていますね。
2024年の開業を目指すとも明言され秒読み段階です。
しかしながら資金繰りや、地元住民からの反対など懸念や問題はまだまだ多くあります。
建設に向けていかに融和を図り、広島全体を盛り上げていくか。
今後の対応に注目していきたいと思います。
今日はそんな感じ♪
最後までお読みいただきありがとうございます。